音楽監督ジョナサン・ノット指揮による11月定期演奏会と名曲全集第112回(ピアノ=エマニュエル・アックス)につきまして、1曲目のリゲティ《ポエム・サンフォニック~100台のメトロノームのための》は開演前(開場時)から演奏が始まっております。ぜひお早めにご来場いただき、演奏をお楽しみください。
また、演奏会前半の3曲:リゲティ・J.S.バッハ、R.シュトラウスは続けて演奏されます。その後休憩の後に、ショスタコーヴィチ:交響曲第15番をおおくりします。
音楽監督ジョナサン・ノットが語る Tips for Next Musical Journey ~11月定期演奏会へのヒント
「私がとても大切にしている過去にのこされた宝石のような作品を集めました。リゲティ作品では、最初はうるさくて壊したくなるようなメトロノームがいつしか生命になりかわり、それが終わってしまう時に名状しがたい魔法のような瞬間が訪れます。バッハに関しても「死」というテーマが取り上げられ、R.シュトラウスの《ブルレスケ》ではその狂気に生命力を感じます。そして、ショスタコーヴィチ作品には、もう人生の全てがつまっています。最後はパーカッションで終わりますが、リゲティ作品と同じように生命の時が音をたてて過ぎていくということが象徴されていると思います。」― 音楽監督 ジョナサン・ノット