東京交響楽団首席ハープ奏者景山梨乃(かげやま りの)が、2016年8月29日~9月7日に開催された第65回ミュンヘンARD国際音楽コンクール・ハープ部門において第3位を受賞しました。結果発表は【こちら】
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1952年にスタートし、今年で65回目の開催となるミュンヘンARD国際音楽コンクール・ハープ部門は、これまで1983年、2004年、2009年に開催されており、今回2016年で4回目となります。
1次審査に進んだ23名の中から、最終審査へ進んだのはフランス人奏者2名と景山の計3名。7日に行われた最終審査では最後に出演し、バイエルン放送交響楽団の演奏、コンスタンティン・トリンクスの指揮のもと、ライネッケ作曲ハープ協奏曲ホ短調作品182を演奏しました。国際コンクールの中で最も難関のひとつであり、容易に第1位を出さないことでも知られる同コンクールでの入賞は快挙といえます。なお、14〜16日に行われる受賞者記念コンサートは、コンクールのウェブサイトでライヴ中継される予定です。
公益財団法人東京交響楽団 専務理事 楽団長大野順二のコメント
「景山梨乃さんは、当楽団で12年振りに行ったハープ奏者オーディションに合格し、入団いたしました。以来、彼女の演奏は音楽監督ジョナサン・ノットをはじめ、指揮者陣、楽団員の信頼も大変厚く、今回のミュンヘンARD国際音楽コンクールへの入賞は確信しておりました。この結果は、彼女のこれまでの研鑚の成果であり、大変誇りに思います。」