東京交響楽団は、2025 年9 月1 日付けで第1コンサートマスターとして景山昌太郎(かげやま しょうたろう)氏を迎えることを発表いたします。
- ゲスト・コンサートマスターとして当団との初共演は2015 年8 月9 日フェスタサマーミューザKAWASAKI2015フィナーレコンサート、故秋山和慶(桂冠指揮者)指揮、マーラー:交響曲第2 番《復活》でした。
- 以来、3回に渡り共演を重ねこの度の就任となりました。
今後は小林壱成、グレブ・ニキティンとの3 名体制で当団との活動を展開してまいります。
景山昌太郎氏のコメント:
東京交響楽団に初めてゲスト・コンサートマスターとして演奏させていただいたのは、10年前。今年逝去された桂冠指揮者、秋山和慶氏指揮のマーラー“復活”でした。楽団にとって忘れ得ないこの年に、第1コンサートマスターに就任することは、より特別な責任を感じます。ドイツでの14年間で得た様々な出会い、経験は、私を大きく成長させてくれました。ノット監督の任期最終年に携われる幸運と、新たにヴィオッティ氏を迎える期待を胸に、伝統あるオーケストラの一員として、皆様と豊かな音楽を創造、共有していく所存です。
景山昌太郎 KAGEYAMA Shotaro
東京藝術大学附属音楽高等学校を経て同大学を首席で卒業、三菱地所賞、安宅賞、アカンサス音楽賞を受賞。ソロ、及び室内楽奏者として、尾高忠明、高関健、Anna-Maria Helsing、Joseph Trafton、ライプツィヒ弦楽四重奏団、フリッツ・ドレシャル、原田禎夫、ヨハネス・モーザー各氏等と共演。
ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、ドルトムント歌劇場、アーヘン歌劇場等、多くのオーケストラに、ゲスト・コンサートマスターとして招かれる。
景山誠治、ジェラール・プーレ、清水高師、ローター・シュトラウス、ミヒャエル・ヴァイマン、アンドレアス・ライナーの各氏に師事。またマスタークラスにてダニエル・ゲーデ、ローラン・ドガレイユの各氏に師事。
東京藝術大学大学院音楽研究科修士課程在学中の2011年に渡独。マクデブルク歌劇場オーケストラの副首席奏者を経て、2013年から2025年までハーゲン歌劇場オーケストラ第1コンサートマスターを務める。

ⒸEiji Yamamoto
◎メディア掲載
【6月10日掲載】ぶらあぼ:東京交響楽団の第1コンサートマスターに景山昌太郎が就任