東京交響楽団は2022年8月1日付けで、楽団長に廣岡克隆(ひろおか よしたか)が就任したことを発表いたします。
2009年10月から13年にわたり楽団長を務めた大野順二は、2022年6月24日付で専務理事を任期満了し退団いたしました。これに伴い当団では次の楽団長を検討し、楽団員により廣岡克隆が推挙、承認されました。
廣岡克隆は、2022年10月末日まで演奏業務も兼任し、2022年11月1日より楽団長に専任いたします。楽団員全101名の総責任者として、さらなる演奏の充実、財政の安定に努めてまいります。
このたび楽団長に就任いたしました廣岡克隆と申します。
私を演奏家として育ててくれた東京交響楽団への感謝の気持ちと、楽団長に推挙してくれた楽団員の思いを胸に全力で取り組む覚悟をし、この職務に就く決意を致しました。
東京交響楽団は現在、音楽監督ジョナサン・ノットのもと、世界を視野に入れたオーケストラへと成長しつつあり、皆さまからも高い評価をいただいております。今後も更なる高みを目指し、聴きに来てくださる皆さまに夢を与えられるオーケストラを目指して参ります。
皆さまにおかれましては、これからの東京交響楽団に是非ご期待いただき、より一層の応援を何卒宜しくお願い申し上げます。
廣岡 克隆 HIROOKA, Yoshitaka
1974年(昭和49年)6月23日生まれ。兵庫県神戸市東灘区出身。幼少期をフランス・パリで過ごし、3歳よりヴァイオリンを始める。私立六甲学院中学、兵庫県立西宮高等学校音楽科卒業。東京藝術大学在学中、ニューイングランド音楽院(米国・ボストン)へ留学。在学中のリサイタル活動等により神戸灘ライオンズクラブ音楽賞、大学卒業時に安宅賞受賞。1998年(平成10年)東京藝術大学卒業後、同年8月1日付で、東京交響楽団アシスタントコンサートマスターとして入団。