音楽監督ジョナサン・ノット指揮による2018年4月定期演奏会/マーラー:交響曲第10番からアダージョ、ブルックナー:交響曲第9番が、NHKによりテレビ収録されることが決定いたしました(放送日未定)。
音楽監督ジョナサン・ノットと東京交響楽団は、これまでマーラーの交響曲第2、3、8、9番、そしてブルックナーの交響曲第3、5、7,8番と演奏を重ねており、ブルックナーはCDが5番、8番がライブ録音にてリリースされ、高い評価を得ています。
マーラーとブルックナー、二名の大作曲家による未完の交響曲をあわせるというアイデアはまさに音楽監督ジョナサン・ノットの巧みなプログラミングセンスによるもの。チケットも好評発売中です。
●リンク
4月定期演奏会(NHKによる収録決定)/2018年4月14日(土)サントリーホール >>>
*翌日2018年4月15日(日)ミューザ川崎シンフォニーホールにおいても同プログラムの公演があります。 >>>
<音楽監督ジョナサン・ノット メッセージ>
『この定期演奏会での演奏順を「ブルックナー→マーラー」とすることも考えました。ですがそうした場合、マーラーの音楽が強く、ブルックナーの音楽に対する印象が弱くなるのではと感じました。
マーラー《アダージョ》のエンディングにみられる、まるで天上にいるかのような無垢な音楽に対し、ブルックナー《交響曲第9番》の冒頭は暗く、長い人生の旅を悲観するかのようです。さらにマーラーは人生に平穏を求め、もがき苦しみながらも結局見つけられなかった人。対してブルックナーは安らぎを見出した・・・・・・。
マーラーの後にブルックナーを聴くことにより、また新たな音楽体験を分かち合えることと思います。―音楽監督ジョナサン・ノット 』
●リンク:過去のメディア掲載から
– NIKKEI STYLE(2017年1月29日) ノットと東響のブルックナー 日本のオケの限界を突破 (ブルックナー交響曲弟8番CDについて)
– 毎日新聞クラシックナビ(2016年7月19日) 演奏会批評 大伽藍に新たな光 ノット&東響 渾身のブルックナー8番