東京交響楽団では、創立70周年を記念した音楽監督ジョナサン・ノットとのヨーロッパ・ツアーがいよいよ10 月20日からスタートいたします。全公演が招待を受けて(=現地のホール、又はプレセンターの主催)の演 奏会となっており、5 か国 5 都市と広く国際交流を図ります この海外公演では、当楽団の数々の歴史的初演曲の中から 2016 年没後 20 年を迎える武満徹《弦楽のた めのレクイエム》、日本の版画にインスパイアされたドビュッシーが作曲した交響詩《海》、中欧の代表的作 曲家であるベートーヴェンとブラームス、東欧を代表するショスタコーヴィチと、日本の趣を大切にしながら も、ノット&東京交響楽団らしい大胆かつ幅広い曲目で挑みます。また、ソリストには国際的ヴァイオリニスト であるイザベル・ファウストを迎えます。
<海外公演開催まで>
公益財団法人東京交響楽団は2002年川崎市と締結したフランチャイズ契約により、2003年7月、川崎市市 制 80 周年を記念して建設されたミューザ川崎シンフォニーホールを拠点に、今日までリハーサルから演奏 会まで同ホールで活動しております。政令指定都市とオーケストラのフランチャイズ契約は全国的にみても 貴重な事例であり、「音楽のまち・かわさき」を掲げる川崎市の取り組みとそのシンボル的存在である東京交 響楽団とミューザ川崎シンフォニーホールの活動は音楽面のみならず、街づくりの面からも注目されていま す。
<東日本大震災から 5 年。震災を乗り越え、オリンピック/パラリンピックの機運を高める >
2011 年の東日本大震災では本拠地ミューザ川崎シンフォニーホールが多大なる被害を受けましたが、そ の大震災から 5 年、国内外の方々からの励ましとご支援を頂き、15 年振りとなるヨーロッパ公演の実現に至 りました。ウィーン楽友協会ホールやブロツワフ(2016 年欧州文化首都)での国際音楽フォーラムなど、世界 最高峰の舞台で成果を披露するとともに、復興の一つのシンボルとして国内外で広くその存在感を示し、 オリンピック/パラリンピックへの機運を高めます。
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