齋藤秀雄のもとで指揮法を修め、1963年に桐朋学園⼤学⾳楽学部を卒業。1964年2⽉に東京交響楽団を指揮してデビューののち同団の⾳楽監督・常任指揮者を40年間にわたり務める。その間、トロント響副指揮者、アメリカ響⾳楽監督、バンクーバー響⾳楽監督(現在桂冠指揮者)、シラキュース響⾳楽監督、⼤阪フィル⾸席、札幌響⾸席、広島響⾸席、九州響⾸席などを歴任。サンフランシスコ響、クリーヴランド管、ロサンゼルス・フィル、フィラデルフィア管、ニューヨーク・フィル、ボストン響、シカゴ響、ロイヤル・フィル、NDR北ドイツ放送響、ケルン放送響、ベルリン放送響、スイス・ロマンド管、チューリッヒ・トーンハレ管などに客演している。
これまでに第6回サントリー⾳楽賞(1975年)、芸術選奨⽂部⼤⾂賞(1995年)、⼤阪府⺠劇場賞(1989 年)、⼤阪芸術賞(1991 年)、第36 回川崎市⽂化賞(2007 年)、広島市⺠賞(2008年)をはじめ、東京響とともに毎⽇芸術賞(1994年)、第8回京都⾳楽賞⼤賞(1993年)、モービル⾳楽賞(1996年)、第29回サントリー⾳楽賞(1997年)を受賞。2001年11⽉に紫綬褒章、2011年6⽉には旭⽇⼩綬章を受章。2014年度⽂化功労者に選出。同年中国⽂化賞(広島)、徳島県表彰特別功労賞を受賞、2015年渡邉暁雄⾳楽基⾦特別賞を受賞。2014 年指揮者⽣活50 年を迎え、2015 年2 ⽉には回想録「ところで、きょう指揮したのは?」 (共著/アルテスパブリッシング刊)を出版。
現在、中部フィルハーモニー交響楽団芸術監督・⾸席指揮者、⽇本センチュリー交響楽団ミュージックアドバイザー、岡⼭フィルハーモニック管弦楽団ミュージックアドバイザー、東京交響楽団桂冠指揮者、広島交響楽団終⾝名誉指揮者、九州交響楽団桂冠指揮者、オオサカ・シオン・ウインド・オーケストラ芸術顧問など多くの任を務めるほか、洗⾜学園⾳楽⼤学芸術監督・特別教授、京都市⽴芸術⼤学客員教授を務めている。