東京交響楽団

NEWS

【訃報】東京交響楽団 最高顧問 評議員 金山茂人 逝去

東京交響楽団 最高顧問 評議員 金山茂人氏が、2026年5月20日永眠いたしました。

1963年に当団にヴァイオリン奏者として入団し、インスペクター、副代表補佐を皮切りに、代表代行、代表を経て、1980年の財団法人再認可に伴い専務理事・楽団長に就任。楽団初の海外ツアーや、声楽付き大曲の上演など、楽団の特色を出した活動を展開しました。2005年に楽団長退任後は理事・最高顧問に就任し、長きに渡り東京交響楽団の発展に貢献しました。活動は当団のみならず、豊富な経験と鋭い洞察力、発想力で、日本の音楽界の発展にも貢献し、2005年からは公益財団法人日本演奏連盟の専務理事として、演奏家の地位向上と育成に取り組みました。

公益財団法人東京交響楽団 専務理事 楽団⾧ 廣岡克隆
妥協を許さない厳しさと情熱を持ち、いるだけで場の空気が引き締まるような方でした。しかし、その根底には強い責任感と深い愛情があり、人を思う心と音楽への限りない愛情にあふれていました。そのお人柄ゆえに、多くの方々から敬愛されていました。私自身、同じ楽団長という立場となった今、改めて金山さんが残された功績の大きさを実感しております。何か大きな判断をするとき、「金山さんならどう考え、どう行動されるだろうか」といつも考えます。楽団の経営破綻という困難な状況から東京交響楽団を立て直し、今日の礎を築かれた金山さん。その大きな背中と志を胸に刻みながら、私たちはこれからも東京交響楽団のさらなる発展に向けて努力を重ねてまいります。
ここに謹んで哀悼の意を表するとともに、心よりご冥福をお祈り申し上げます。

ここに生前の金山茂人氏の東京交響楽団への多大なる貢献と、音楽界全体の発展への尽力に、心からの感謝とともに深い哀悼の意を表します。

公益財団法人東京交響楽団

■略歴
1940年2月20日 富山県立山村(現立山町)宮地生まれ。
1963年4月 財団法人東京交響楽団にヴァイオリン奏者として入団
1967年4月 インスペクター・副代表補佐を兼務
1976年4月 代表代行(統括責任者)に就任
1977年4月 代表に就任
1980年9月 財団法人の再認可に伴い専務理事・楽団長に就任
1989年   東京オーケストラ事業協同組合初代理事長に就任( ~2005年)
1990年   日本オーケストラ連盟 初代常務理事に就任(~1995年)
1995年   社団法人日本オーケストラ連盟 初代専務理事に就任(~1997年)
2005年2月 財団法人東京交響楽団 最高顧問(~現在)・理事(~2011年、同年~評議員)に就任
2005年4月 公益社団法人日本演奏連盟専務理事就任(~2021年6月、2021年~常務理事)
2012年6月 公益財団法人東京交響楽団 評議員長に就任(~2025年6月)
2012年   公益社団法人日本オーケストラ連盟初代副理事長に就任(~2024年)
ほか、芸術家会議・常任幹事、日本アルバンベルク協会・常務理事、日本・ロシア音楽家協会・副会長、財団法人所沢市文化振興事業団・理事・アドヴァイザー、埼玉県鴻巣市ヴィルトウォーゾアンサンブル楽団・支配人、日本中国文化交流協会・常任理事、富山県文化審議会委員などの要職を務める。

■受賞歴
2004年 平成16年度 北日本新聞文化功労賞
2006年 平成18年度 渡邉暁雄音楽基金 特別賞
2008年 第19回新日鐵音楽賞 特別賞
2013年 第56回埼玉文化賞 社会文化部門賞
2024年 第13回下總皖一音楽賞 音楽文化貢献部門
2025年 文化庁長官表彰

■著書
「楽団長は短気ですけど、何か?」(2008年 水曜社)
「専務理事の独りごと:エッセイ」(2017年 芸術現代社)