2025年12月13日第737回定期演奏会へ出演を予定しておりました指揮者の秋山和慶は、去る1月26日に、肺炎のため逝去されました。
そのため、代わってロス・ジェイミー・コリンズが出演いたします。曲目の変更はございません。また、この出演者変更に伴うチケット代金の払い戻しはございません。
楽しみにしてくださっていた皆様には心よりお詫び申し上げますとともに、何卒事情ご賢察の上、ご理解賜りますようお願い申し上げます。
公益財団法人東京交響楽団
●第737回定期演奏会
2025年12月13日(土)18:00 サントリーホール
指揮:ロス・ジェイミー・コリンズ
ヴァイオリン:大谷康子
≪大谷康子 デビュー50周年記念≫
マルサリス:ヴァイオリン協奏曲 ニ調
コープランド:交響曲 第3番
ロス・ジェイミー・コリンズ Ross Jamie Collins
フィンランド系英国人指揮者のロス・ジェイミー・コリンズは、2024/25シーズンにボストン交響楽団、ヘルシンキ・フィルハーモニー管弦楽団でデビュー、2025年2月には武蔵野市民文化会館にて東京交響楽団を指揮して日本デビューした。

2023年から24年にかけて、ロサンゼルス・フィルのドゥダメル・フェロー、アイスランド交響楽団のコンダクター・イン・レジデンスを務めた。2024年夏には、タングルウッド・ミュージック・センターの2名の指揮フェローの1人に選出された。
これまでに、フィルハーモニア管弦楽団とサンフランシスコ交響楽団でのデビューしているほか、サンフランシスコ交響楽団のツアーではエサ=ペッカ・サロネンのアシスタントを務めた。コリンズは、サンフランシスコ交響楽団の指揮スタッフの一員であり、フィルハーモニア管弦楽団のエマージング・アーティスト・プログラムに属していた。
ロサンゼルスのコルバーン音楽院の指揮プログラムにおけるサロネン・フェローの第1期生。2019年秋にロサンゼルスに移りエサ=ペッカ・サロネンに師事する前は、フィンランドのパヌラ・アカデミーでヨルマ・パヌラに師事し、第7回ヨルマ・パヌラ国際指揮者コンクールに入賞した。フィンランド文化財団の奨学金を得て、数多くの国際指揮マスタークラスに参加している。
これまでにサー・アンドリュー・デイヴィス、ユッカ=ペッカ・サラステ、エド・デ・ワールト、ジェームズ・コンロン、ルドヴィク・モルロー、ピーター・ウンジャン、ピーター・セラーズ、ユジャ・ワン、レイ・チェンらと共演している。
チェリスト、ピアニスト、バリトン歌手であるコリンズは、2017年に自身のオーケストラ「シンフォニー・オーケストラROSSO」を設立し、15歳で初めてオーケストラを指揮した。