音楽監督ジョナサン・ノットと東京交響楽団が、2022年より3年プロジェクトとしておおくりするR.シュトラウスのコンサートオペラシリーズ。注目の第3弾は《ばらの騎士》です。
昨年11月に開催し、各メディアで絶賛された《サロメ》。今年5月に「豊穣・苛烈な音響で震え上がる」「圧倒的な音響」と話題を集めた《エレクトラ》に続き、第3弾《ばらの騎士》も、音楽監督ジョナサン・ノット、演出監修サー・トーマス・アレンのもと、第一線の歌手陣が揃い、総力戦でお届けいたします。
◇2024年12/13(金)17:00開演(休憩2回/21:30終演予定) サントリーホール
◇2024年12/15(日)14:00開演(休憩2回/18:30終演予定) ミューザ川崎シンフォニーホール
R. シュトラウス:「ばらの騎士」(演奏会形式・全3幕・ドイツ語上演・日本語字幕付)
<出演>
指揮:ジョナサン・ノット
演出監修:サー・トーマス・アレン
元帥夫人:ミア・パーション(ソプラノ)
オクタヴィアン:カトリオーナ・モリソン(メゾソプラノ)
ゾフィー:エルザ・ブノワ(ソプラノ)
オックス男爵:アルベルト・ペーゼンドルファー(バス)
ファーニナル:マルクス・アイヒェ(バリトン) ほか
<料金>
【12/13】SS¥19,000 S¥16,000 A¥13,000 B¥9,000
【12/15】S¥19,000 A¥16,000 B¥13,000 C¥9,000
<チケット発売日>
2024年5~6月頃を予定。追って公式サイトで発表いたします。
<主催>
公益財団法人東京交響楽団(12/13)、ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市文化財団グループ)(12/15)
<後援>
日本リヒャルト・シュトラウス協会
ミア・パーション Miah Persson(元帥夫人)
スウェーデン出身。世界中の歌劇場やオーケストラから出演オファーが絶えないカリスマ歌手。新国立劇場、ウィーン国立歌劇場、メトロポリタン歌劇場、スカラ座、英国ロイヤルオペラ、エクサン・プロヴァンス音楽祭等、世界の主要な歌劇場・音楽祭に出演。1998年に「フィガロの結婚」のスザンナ役でオペラ・デビューして以来、モーツァルト作品の主要な役柄を数多く歌い世界的に高く評価されている。近年は、R.. シュトラウス作品に取り組んでおり、円熟期にある今、最も知的なR. シュトラウス歌手として確固たる地位を築いている。2018年ノット指揮モーツァルト歌劇『フィガロの結婚』伯爵夫人役で出演しており、その気品溢れる佇まいと抜群の歌唱が絶賛された。
カトリオーナ・モリソン Catriona Morison(オクタヴィアン)
スコットランド出身。あたたかく豊かな声で今、ヨーロッパの耳の肥えた聴衆を魅了する注目の歌手。すでにザルツブルク音楽祭、エジンバラ国際音楽祭、ハンブルク国立歌劇場等の世界の歌劇場に出演している。レパートリーは幅広く、近年のオペラ作品のレパートリーとしてはR.シュトラウス『ナクソス島のアリアドネ』作曲家、ワーグナー『ラインの黄金』フリッカ、モンテベルディ『ポッペアの戴冠』ネローネ等がある。 2024年にはネゼ=セガン指揮ロッテルダム・フィルで『ワルキューレ』(演奏会形式)に出演する。
エルザ・ブノワ Elsa Benoit (ゾフィー)
フランス出身。ベルベットのようなしなやかな歌声が絶賛される注目の歌手。バイエルン国立歌劇場のオペラ・スタジオで研修後、同歌劇場のアンサンブルメンバーとして数多くの作品に出演。プッチーニ『ラ・ボエーム』ムゼッタ、モーツァルト『ドン・ジョヴァンニ』ツェルリーナ、ビゼー『カルメン』(ミカエラ)等で、パリ・ガルニエ宮、グラインドボーン音楽祭、ベルリン・コーミッシェ・オーパー等に出演。オーケストラ公演でもネルソンス指揮ゲヴァントハウス管をはじめ、ベルリンフィル、ミュンヘンフィル等と共演を重ねている。
アルベルト・ペーゼンドルファー Albert Pesendorfer (オックス男爵)
オーストリア出身。説得力のある歌声と高い演技力を誇る実力派。アントン・ブルックナー私立大学、ウィーン国立音楽大学で学ぶ。ワーグナー『神々の黄昏』ハーゲンや『トリスタンとイゾルデ』マルケ王等、ワーグナー作品を中心に60以上の役をレパートリーとする。なかでも『薔薇の騎士』オックス男爵は当たり役として世界の歌劇場で歌っており、絶賛されている。新国立劇場、ウィーン国立歌劇場、バイロイト音楽祭、ドレスデン州立歌劇場、シュトゥットガルト歌劇場等で活躍するほかチェコフィル、BBCフィル等オーケストラとの共演も数多い。
マルクス・アイヒェ Markus Eiche (ファーニナル)
ドイツ出身。エレガンスを備えた芳醇な歌唱に加え、確かな演技力が高く評価されている。シュトゥットガルトで学び、マンハイム歌劇場でキャリアをスタートしたウィーン国立歌劇場、バイエルン州立歌劇場、チューリッヒ歌劇場、フィンランド歌劇等を世界の歌劇場からオファーが絶えない歌手の一人である。ワーグナー『トリスタンとイゾルデ』クルヴェナール、チャイコフスキー『エフゲニ・オネーギン』題名役等数多くのレパートリーを誇る。『バラの騎士』ファーニナル役も十八番としており、メトロポリタン歌劇場では同役でデビューし絶賛された。