東京交響楽団とのリスクテイクをしながらの10年におよぶチャレンジは、コロナ禍においてでさえ、世界中を見渡しても、他に類を見ないものであると自負しています。
2023年シーズン、私と東京交響楽団との音楽の旅は、10 年の節目を迎えます。このシーズンを、“NOTTISSIMO”と名付け、私と東京交響楽団の音楽を、さらに深化させたいと考えています。
このシーズンも、新旧様々な時代、様々な国の作曲家、様々な編成による曲を取り上げます。特に私が最も敬愛する作曲家の一人であり、就任以来演奏し続けてきたリゲティをはじめ、べリオ、ブーレーズ、アマン、他の指揮者の方々には、コネッソン、藤倉、アニメなどの音楽等々、近現代の曲を、独自のストーリーある組み合わせで披露します。
また、《ブーレーズ:メサジェスキス~ 独奏チェロと6つのチェロのための~》では、私が信頼を寄せる東京交響楽団のメンバーとの共演を、非常にユニークな形でおとどけできることを、私自身とても楽しみにしています。
フォルテからフォルティッシモのように、NOTTからNOTTISSIMOへ ―――
オーケストラは最強のグローバルな存在であり、東京交響楽団とともに、最大限の情熱と弛まぬ努力を持ってさらに深くコミットし、皆様と多様な音楽体験を共有したいと願っています。
東京交響楽団音楽監督
ジョナサン・ノット
● 2023/24シーズンパンフレット(pdfファイル)
● 名曲全集の一覧 (ミューザ川崎シンフォニーホールのサイトへリンクします。)
*ラインナップ冊子には掲載されていない、2022年11月24日時点の最新情報です。