出演者
指揮:ユベール・スダーン
東京交響楽団桂冠指揮者
conductor :
Hubert Soudant
Laureate Conductor of
the Tokyo Symphony Orchestra
10年にわたり東京交響楽団音楽監督として活躍。
東京交響楽団定期演奏会でのプッチーニのオペラ「トゥーランドット」
(2006年6月・ベリオ補作版による日本初演・演奏会形式)ではそのエネルギー溢れる音楽性とオペラ作品への手腕が高く評価された。さらに新国立劇場で指揮したモーツァルトのオペラ「皇帝ティトの慈悲」(2006年5月/6月)は年間ベスト・オペラ公演に選ばれ、オペラ指揮者としても確固たる地位を確立した。ザルツブルク音楽祭のモーツァルト週間では「コジ・ファン・トゥッテ」、オネゲル「火刑台上のジャンヌ・ダルク」を指揮。イタリアでの2006年シーズンオープニングでは、名演出家フランコ・ゼッフィレッリと共に「ドン・ジョヴァンニ」を指揮。フェニーチェ歌劇場でのシェーンベルク「期待」(2007年)はその緻密な構成力が絶賛された。今回の「ファウストの劫罰」では、師であるフランスの名匠ジャン・フルネ譲りの手腕が発揮されるに違いない。
フランス・オペラのベルカントとして欧州の主要歌劇場でも大活躍中のアメリカ人テノール。バロックから現代作品まで幅広いレパートリーを持つ。ムーティ、ガーディナー、ゲルギエフ等の指揮者のもと、スカラ座、コベントガーデン、イングリッシュナショナルオペラ、ドイチュオーパーベルリン、リセウ大劇場、シカゴリリックオペラ等で活躍している。ファウスト役はベルギー、ブラジル、フランス、ポーランド、アメリカ等で何度も歌っており、まさに手中に収めた役のひとつ。
世界中で活躍するゲルギエフ一押しのロシア人歌手。ロシア作品からワーグナーまで幅広いレパートリーを誇り、歌唱力に加え演技力も高く評価されている。METライブビューイング「戦争と平和」「イーゴリ公」でもお馴染みだが、なかでも2015年「青ひげ公の城」でのタイトルロールでは、その猟奇的かつ強烈な存在感が大きな話題となった。今回の「ファウストの劫罰」での主人公ファウストを翻弄する悪魔メフィストフェレス役も期待される。
パリ・オペラ座を中心に活躍する歌姫。ルネ・フレミングとの「ばらの騎士」オクタヴィアン役でも知られている。2016年3月、オーストリア宮廷歌手の称号を授与された。カウフマンとのマスネ「ウェルテル」の大絶賛も記憶に新しい。カウフマンとは2015年12月、パリ国立オペラ・バスティーユで「ファウストの劫罰」に出演したばかり。“情感せまるマルグリート”と絶賛された同役の東京披露となる本公演は貴重な機会。今回が15年振りの来日となる。
ブランデル(バスバリトン):北川辰彦
Brander (Bass-baritone) :
Tatsuhiko Kitagawa
国立音楽大学卒業、同大学院修了。新国立劇場オペラ研修所修了。文化庁在外研修員としてイタリアに留学。
第13回ジュゼッペ・ディ・ステファノ国際コンクール外国人特別賞受賞。トラーパニ音楽祭(シチリア)『コジ・ファン・トゥッテ』ドン・アルフォンソ、東京二期会『ファウストの劫罰』ブランデル、同『ドン・ジョヴァンニ』マゼット、新国立劇場『椿姫』ドビニー侯爵、同鑑賞教室『夕鶴』惣ど等数多く出演している。二期会会員
東京少年少女合唱隊(合唱指揮:長谷川久恵)
Little Singers of Tokyo
Chorusmaster : Hisae Hasegawa
ヨーロッパの伝統音楽に基づく音楽教育を目的とする日本初の本格派合唱団として1951年設立。グレゴリオ聖歌から現代作品までレパートリーは幅広い。年2回の定期公演の他、'64年の訪米以来海外公演は33回を数える。
東響コーラス(合唱指揮:安藤常光)
Tokyo Symphony Chorus.
Chorusmaster : Joko Ando
1987年に東京交響楽団専属のアマチュア混声合唱団として創立。「東京交響楽団と一体の演奏をし、より質の高い合唱付きオーケストラ曲のコンサートを提供する」ことを目的としている。指導には、演奏する楽曲の背景や歌詞に使用されている言語に精通した合唱指揮者、発声指導者、伴奏ピアニスト、言語指導者を招いている。公演毎に出演者を決定するオーディションを行うことで、常に演奏の質を高めている。
管弦楽:東京交響楽団
Tokyo Symphony Orchestra
1946年、東宝交響楽団として創立。1951年に東京交響楽団に改称し、現在に至る。現代音楽の初演などにより、文部大臣賞、京都音楽賞大賞、毎日芸術賞、文化庁芸術作品賞、サントリー音楽賞、川崎市文化賞等を受賞。川崎市とフランチャイズ、新潟市と準フランチャイズ、(公財)八王子市学園都市文化ふれあい財団とはパートナーシップ協定を結び、コンサートやアウトリーチ活動を展開しているほか、新国立劇場では1997年の開館時からレギュラーオーケストラとして毎年オペラ・バレエ公演を担当。教育面では「こども定期演奏会」「0歳からのオーケストラ」が注目されている。海外公演も多く、これまでに53都市71公演を行っている。
音楽監督にジョナサン・ノット、正指揮者に飯森範親、桂冠指揮者に秋山和慶、ユベール・スダーン、名誉客演指揮者に大友直人を擁する。
2016年、創立70周年を迎え、同年10月ウィーン楽友協会を含むヨーロッパ5カ国での公演を予定している。
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プレイガイド
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■サントリーホールチケットセンター
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■ミューザ川崎シンフォニーホール
- Pコード:285-457(9/24公演)・285-465(9/25公演)
- Pコード:34005(9/24公演)・33917(9/25公演)