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【謹告】東京オペラシティシリーズ 第102回 指揮者変更のお知らせ

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2017.5.10

2018年3月25日に行われます「東京交響楽団 東京オペラシティシリーズ第102回」に出演を予定しておりました指揮者マーク・ウィグルスワース氏は、イングリッシュ・ナショナル・オペラ音楽監督の契約期間中の退任に伴う、契約上のスケジュール調整のため、当公演への出演を断念せざるを得なくなりました。

つきましては代わりの指揮者について複数の音楽マネジメント会社へ問い合わせた結果、リセウ大劇場音楽監督兼スペイン国立管弦楽団名誉指揮者のジュゼップ・ポンス氏が出演いたします。ポンス氏はスペイン国立管弦楽団やリセウ大劇場で確固たる地位を築き、近年ではゲヴァントハウス管弦楽団をはじめ、ヨーロッパの主要オーケストラへの客演を重ねるなど、高い評価を得ております。

曲目およびソリストの変更はございません。また、この変更に伴うチケットの払い戻しはございません。何卒ご了承くださいますようお願い申し上げます。

尚、ウィグルスワース氏は2018年3月31日サントリーホールでの第658回定期演奏会へは予定通り出演致します。

出演者変更に関しましてお詫びいたしますと共に、皆様のご来場を心よりお待ち申し上げております。

2017年5月10日

公益財団法人東京交響楽団

■お問合せ
TOKYO SYMPHONY チケットセンター 044-520-1511

 

ポンスジュゼップ・ポンス (指揮) Conductor : Josep Pons

スペイン生まれ。ジュゼップ・ポンスは、同世代の指揮者の中でも特に注目を集めており、中でもライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団、パリ管弦楽団、トゥールーズ・キャピトル国立管弦楽団、ドイツ・カンマーフィルハーモニー管弦楽団、BBC交響楽団とは長年にわたり密接な関係を築いている。

2016/17年シーズンは、バーミンガム市交響楽団、パリ管弦楽団、ザールブリュッケン=カイザースラウテルン・ドイツ放送交響楽団、ローザンヌ室内管弦楽団に再び客演するほか、フィルハーモニア管弦楽団とベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団へデビューする。

2012年からスペイン・バルセロナのリセウ大劇場音楽監督を務めており、毎シーズン多くのプロダクションを指揮。最近では『コジ・ファン・トゥッテ』『ベンヴェヌート・チェッリーニ』、それに『リング』サイクル中の『ジークフリート』を担当した。2016/17シーズンは『フィガロの結婚』『エレクトラ』『ドン・ジョヴァンニ』を取り上げる。スペイン国立管弦楽団では首席指揮者を2011年まで9年間務め、現在は名誉指揮者。1994年~2004年にはグラナダ市管弦楽団音楽監督兼常任指揮者を務めた。バルセロナのリウラ劇場室内管弦楽団およびカタルーニャ国立青少年管弦楽団の創設者でもある。

これまでに50を超えるCDやDVDをリリースしており、特にファリャやフランス作品ではその解釈が高く評価されており、多数受賞している。また、ハビエル・ペリアネスとの『スペインの庭の夜:ファリャ・ピアノ作品集』アルバムは、ル・モンド・ド・ラ・ミュジック誌のCHOC、パトリシア・プチボンとの『メランコリア』はグラモフォン誌のエディターズ・チョイス、トマティートとのコラボレイション『ソナンタ組曲』はラテン・グラミー賞に輝いた。今シーズンは最初にリリースしたマティアス・ゲルネとBBC交響楽団とのベリオ《シンフォニア》とマーラー/ベリオ編曲の10の歌曲集が、ル・モンド・ド・ラ・ミュジック誌のCHOCとテレラマ誌のffffを獲得、さらに英国のCDショップであるプレスト・クラシカルでは年間最優秀10CD、BBCミュージックマガジン2017年間最優秀声楽部門賞に選ばれている

ジュゼップ・ポンスが最初に音楽教育を受けたのは、ヨーロッパ最古といわれるバルセロナのモンセラット少年聖歌隊である。この芸術教育センターの何世紀にもわたる伝統のもと、対位法と現代音楽に専心したことは彼の音楽性と知性に極めて重要な影響を与えている。

1999年には20世紀音楽への優れた取り組みに対してスペイン国家音楽賞を受賞。王立カタルーニャ芸術アカデミー会員。1992年バルセロナ五輪で音楽監督を務めたことでも知られる。