楽団について ABOUT TSO

第2ヴァイオリン

2nd Violin

竹田 詩織
Shiori Takeda

入団年:2012年
出身地:鳥取県鳥取市

Q&A

  • 初めて好きになった曲は? セーラームーンの「ムーンライト伝説」
  • 最近ちょっとハマっていること Instagramでお洒落な料理やインテリアの写真を眺めること
  • 本番前はどんなふうに過ごしていますか? 舞台裏でのんびり
  • R.シュトラウスまたはブルックナーで好きな作品は? R.シュトラウス:《アルプス交響曲》
竹田 詩織

インタビュー

鳥取での生活
 私が3歳の時、ピアノの先生をしている母が厚紙の楽器と割り箸の弓を作ってくれたのがヴァイオリン人生の始まり。4歳で本物の楽器を始め、メンデルスゾーンの協奏曲を弾けるようになろう!と練習に励みました。地方出身音大受験生あるあるですが、都会までレッスンを受けに行かなければならず、中学・高校時代は毎週日曜になると片道4時間半かけて京都まで通っていました。夜10時に帰宅し翌日はまた学校へ。高校は普通高だったので本当に大変な生活でした。
 山陰地方の鳥取は、雲が掛かりやすく晴れていても突然雨が降るような地域で、何となくどんよりした空の日が多い。当時は「早く東京にでて、カラッとしたい!」と思っていました。ですがいざ故郷を離れるとその広い空、綺麗な空気や美味しい食べ物が恋しく、足繁く帰省しています。気候に似て内向的だった昔の気質も、東京での新たな出会い・経験を通して今の音楽作りに大いに役立っているように感じています。

竹田 詩織

母のカットでマッシュヘアだった幼少期。

第2ヴァイオリン奏者として
 鳥取でジュニアオーケストラに所属していた頃からオケが大好きでしたが、大学に入ってから楽団に入る難しさを知り、半ば諦めていました。入団は大学卒業後少ししてから。エキストラとして東響の第1ヴァイオリンで演奏をしていましたが、第2ヴァイオリンはあまり経験がなかったので入団後暫くは手探り状態でした。第2ヴァイオリン奏者になって大きく変化したのは「聴く意識」。アンサンブルは他のパートの音を「聴く」ことが何より重要で、内声は家族の中で言えば凄く気が利くけど言うことはちゃんと言うお母さんのような存在。どれだけ面白いことなのか、もっと早く気が付かなければいけませんでした(笑)。

東響の魅力
 仲の良さは東響の大きな魅力です。仕事の後みんなで食事に行ったり、私はホームパーティーをするのが好きなので、メンバーを家に招待したり。
 そして改めて感じるのは、アンサンブルに対する個々の意識の高さ。セクション毎はもちろん、全楽器がまるで室内楽のように密接で、熱いコミュニケーションを取ります。ノット監督の意欲的なプログラムの準備はやはり大変で、みんな戦々恐々と(笑)していますが、いざリハーサルが始まるとすっかり忘れて充実した時間を過ごしていたことに気が付きます。ここ近年監督の要求がより複雑になっていて、今シーズンは特に刺激的なプログラムが目白押し。10月の《未完成》、11月のマーラーも楽しみです。



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