楽団について ABOUT TSO

ティンパニ&打楽器

Timpani & Percussion

綱川 淳美
Jummi Tsunakawa

入団年:2014年
出身地:埼玉県さいたま市

桐朋学園大学卒業、同大学研究科修了。桐朋オーケストラ・アカデミー研修課程修了。2006年小澤征爾音楽塾オペラ・プロジェクトⅦに参加。2008~2010年N響アカデミー生。

Q&A

  • 初めて好きになった曲は? 山田耕筰:《赤とんぼ》
  • 最近ちょっとハマっていること 姪っ子と遊ぶこと
  • 本番前はどんなふうに過ごしていますか? 食事をして、練習や事務仕事や仮眠をとったりしています。
  • モーツァルトで好きな作品は? 《キラキラ星変奏曲》
綱川 淳美

インタビュー

小太鼓に一目惚れ
 小学校1年の運動会で見た鼓笛クラブの小太鼓に一目惚れ。4年生になったらぜったいに鼓笛クラブに入ろうと心に誓いました。いざ、クラブに入ると小太鼓の演奏はなかなか難しく、子どもながらにもよく練習したことを覚えています。一方で、体を動かすことも大好きで、地元のミニバスケットクラブにも入っていました。
 中学・高校では吹奏楽部に所属。高校時代は朝6時には家を出て学校へ、帰宅は夜10時という生活で、夕食を食べながら眠ってしまうこともしばしば・・・・・・とにかく部活に明け暮れていました。
 高校は吹奏楽部が全国的にも知られている埼玉県立伊奈学園。高校3年の時には全日本吹奏楽コンクールに出場し、R. シュトラウスの《ドン・ファン》を演奏したことが懐かしく思い出されます。

とにかく濃密
 ノット監督はプログラミングやリハーサルがとても濃密です。リハーサルの進行も精密で、必要なことを必要な分だけ、ほどよい緊張感の中、あっという間に時間が過ぎて行きます。
 特に、リゲティ《ハンブルク協奏曲》(2017年12月定期)、東京オペラシティシリーズでリゲティによる大編成の作品と4名のヴィオラ・ダ・ガンバ奏者によるパーセルの作品が交互に演奏したコンサート(2016年4月)はまさに濃密という言葉がぴったりな演奏会でした。

綱川 淳美

これも打楽器……?
 ところで打楽器では、トライアングルやシンバルもあれば、先日の新国立劇場オペラ《松風》ではスプーンを使って、ぽたぽたと水が落ちる音を出したり……いわゆる楽器ではない、日用品で演奏することもあります。アンダーソンの《サンドペーパー・バレエ》という曲では、紙やすりをシュッとやるのですが、ステージマネージャーの方が、ビーチサンダルの裏にサンドペーパーを取り付けた特製サンドペーパーを作って下さり、重宝しています。

綱川 淳美
小学6年の運動会での鼓笛隊(写真中央)

 9月からは文化庁新進芸術家海外研修により、ドイツ・フライブルク音楽大学へ1年間留学します。入団して4年が過ぎて、今後を考えたときに、ヨーロッパで音楽を改めて学びたいと思いました。音楽の解釈や文化の違いを体感して、表現の幅を広げられたらと思います。



このインタビューは演奏会プログラム「Symphony」2018年7月号に掲載されたものです。現在と情報が異なる場合がございます。

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