楽団について ABOUT TSO

フルート

Flute

相澤 政宏
Masahiro Aizawa

首席奏者
Principal

入団年:1989年
出身地:宮城県遠田郡涌谷町

9歳よりフルートを始める。
宮城県古川高等学校を卒業後、東京音楽大学に入学。
大学3年在学中に東京交響楽団のオーディションに合格、入団する。
1991年日本フルートコンヴェンションコンクール3位入賞。
1995年同団首席フルート奏者に就任。以来同団とはソリストとしても度々共演を重ねている。
1997年在京オーケストラの若手プレイヤー3人と共にフルートアンサンブル"よっつのふえ"(現"ザ フルート カルテット"に改称)を結成。現在まで7枚のCDをリリースしている。
2004年リサイタルを開催、好評を博す。
現在、東京交響楽団首席フルート奏者。東京音楽大学フルート科非常勤講師。"ザ フルートカルテット"メンバー。日本フルート協会代議員。アジアフルート連盟理事。

Q&A

  • 初めて好きになった曲は? クリーガー:〈メヌエット〉
    小学校の音楽の教科書に載っていた曲で、リコーダーで飽きずに吹き続けていました。
  • 最近ちょっとハマっていること 寝る前のヨガの真似事。テレビに向かってDVDのインストラクターのお姉さんの真似をしています。
  • 本番前はどんなふうに過ごしていますか? 何もせずリラックスしていますが、時々必死で練習します。
  • ドヴォルザークで好きな作品は? 《チェロ協奏曲》
相澤 政宏

インタビュー

きっかけはリコーダー
 小学3年生のとき、担任の音楽の先生に渡されたリコーダーにドハマり。あっという間に6年生の教材まで吹き終え、他の楽器もやってみたいと始めたのが、親戚から借りたフルートでした。自分の楽器を買ってもらったのは4年生の10月13日。記念日みたいなもので、ずっと覚えています。中学から吹奏楽部に入部して合奏の魅力に気が付き、オーケストラの道を意識するようになりました。高校は男子校、吹奏楽部が盛んで、良い面を伸ばしてくれる先生のおかげもあり、私の他にもオーケストラに入団した人が沢山います。

相澤政宏

廊下で練習した中学生時代。

常に学び続けて
 入団して1年程は、憧れのオーケストラに入れた喜びでいっぱいでしたが、その後は大変な時期が続きました。高校までは吹奏楽一筋で、20歳で東響に入団したため、ソロの演奏経験が少なかったのです。当時は首席奏者でなくても1番を演奏することがありましたが、その際はどのように演奏すれば良いのかが分からず、悩みながらスコアをも熟読する日々でした。首席になってからも、来日していたパウル・マウゼン氏のレッスンを受け、オーケストラで多くの指揮者と共演する経験を積むことで、ようやく自信に繋がりました。緊張をコントロールできるようになるまでにも、15年程かかったかもしれません。

今シーズンのプログラム
 ノット監督が初めて東響に来た時、今までに経験したことのなかったタイプの指揮に面喰らったのを覚えています。監督の指揮はどんな時でも一貫しており、リハーサルで特定のパートを意識している時でも、常に自分の音楽を振り、表現し続けます。ノット監督と東響のタッグも6年目に突入し、お互い良い意味でのさじ加減が分かるようになり、着実に信頼関係を築けているように感じます。
 来月ソリストとして、ノット監督指揮のもと、ブーレーズ:メモリアル(5/18東京オペラシティ)を演奏します。(曲目を聞いて、)ブーレーズかぁ、と思いました(笑)。現代曲にしては音が低く、最も高い所でBの音。流動的なテンポの中で、この響きをいかに感じられるかを考えています。個人的な注目は、ノット監督のショスタコーヴィチ(5/25サントリーホール)、そして桂冠指揮者スダーン氏のチャイコフスキー(6/15同ホール)。特にスダーン氏は、ロシア・プログラムの印象が少ないので楽しみです。他にも、7月の定期演奏会、マーラー1番、やはり第九も外せない……選びきれません!

相澤政宏

東響に入団してまもなく。先月退団した甲藤さん(左)と、高野さん(右)と一緒に。

カレンダー・コンサート検索
Nov.2012
SUN MON TUE WED THU FRI SAT

出演者名、ホール名、楽器名から検索できます。

※複数キーワードを入力する場合 は、間にスペースを入れてください。