楽団について ABOUT TSO

クラリネット

Clarinet

近藤 千花子
Chikako Kondo

入団年:2006年
出身地:神奈川県横浜市都筑区

Q&A

  • 初めて好きになった曲は? シューベルト:《即興曲集 第2番》 変ホ長調
  • 最近ちょっとハマっていること 宇宙に関する本を読むこと
  • 本番前はどんなふうに過ごしていますか? 食事してから、のんびり過ごします。
  • チャイコフスキーで好きな作品は? 組曲 第4番《モーツァルティアーナ》
    《四季》より 10月〈秋の歌〉
近藤 千花子

インタビュー

“厳選”は職業柄?
 少し前に友人から「趣味が“厳選”だよね!」と言われました。確かに、食べ物や衣服、日用品はじっくり吟味してから買うタイプです。加湿器ひとつ買うのにも1年以上悩んだり……(これはもっと早く買えばよかったのですが笑)。“厳選”することや、生活の中でルーティーンを作ることが好きなのは、リード楽器奏者の特性なのかもしれません。私の場合は、一か月に何枚新しいリードを調整するか決めていて、その中で「最初から酷使して育てるリード」「少しずつ吹き慣らしながら大切に育てるリード」など、リードをいくつかの優劣のグループに分けて調整しています。
 定期演奏会も私にとっては大切なルーティーンの一つ。日々の演奏活動の中に、定期的に同じ仲間と、リハーサルから本番まで作りあげていく過程を含めて、お客様に聴いて頂く、ということはとても幸せなことです。東響の定期演奏会はどこも素晴らしいホールで演奏できますし、演奏家としての恵まれた環境に感謝しています。  オーケストラ奏者は、演奏中の空気の微妙な変化を察知することに長けていると思います。良い音楽が生まれたとき、また、何か想定外なことが起こった時、話さずともお互いに空気を瞬時に感じあえる、これはオーケストラの醍醐味の一つだと思います。

近藤千花子

イギリスへの留学
 入団して5年が経ち東響にも慣れたころ、演奏家としての自分を見つめなおすため、アフィニス文化財団海外研修員として1年間の留学を決めました。もともと親戚がロンドンに住んでおりホームステイの経験があったこと、そしてロンドン交響楽団の憧れから、英国王立音楽院に留学しました。3歳年上のロンドン響首席の先生は、奏者としてだけではなく、お人柄も本当に素晴らしく、ロンドンでの生活は毎日が学びと感謝の連続。留学生活の終盤には、ロンドン響にエキストラとして参加させていただくこともでき、かけがえのない経験となりました。
 留学生活の中で思いがけず感じたのは、「はやく日本に戻りたい!」という気持ち。ロンドンでの生活はとても快適だったのですが、早く自分のホーム(=東響)で、留学で学んだことを試したい、仲間たちと一緒に演奏したいという気持ちが、日に日に強くなったのです。留学前はこんな風に感じたことはありませんでした。今は大小含めてどんな演奏会でも、心を込めて演奏するということを常に思っています。ノット氏が監督になってからは、リハーサルなどでイギリス英語を聞くと留学時のことを思い出し嬉しくなります!



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