楽団について ABOUT TSO

チェロ

Cello

蟹江 慶行
Yoshiyuki Kanie

入団年:2018年
出身地:愛知県名古屋市

菊里高等学校音楽科、東京芸術大学音楽学部器楽科を卒業し現在同大学院3年に在学。
第21回クラシック音楽コンクール弦楽器部門高校の部第2位。
第68回全日本学生音楽コンクール第2位。
宗次弦楽四重奏コンクールにて第3位、及びハイドン賞受賞(課題曲賞)。
第8回秋吉台コンクール弦楽四重奏部門第1位受賞。
ぎふ・リスト音楽院アカデミー、霧島国際音楽祭、秋吉台ミュージック・セミナーに参加。
これまでに、O.ドルガーヤ、林良一、高木俊彰、山崎伸子、中木健二に師事。

蟹江 慶行

インタビュー

「座って弾きたい!」
 最初に習った楽器はヴァイオリン。3歳の時に姉の影響でレッスンに行ったのですが、「座って弾く楽器が良い!」という、幼いながらも強い意志で、両親に相談もせず、2週間で勝手に辞めてきたそうです(自分では覚えていません……)。チェロを弾くにはもう少し体が大きくなってからと言われていたので、そのまま楽器から離れていたのですが、10歳の時、当時住んでいたアメリカのシアトルの小学校で弦楽オーケストラ部に入り、チェロを始めました。最初は分数楽器(子供用の小型サイズ)を使っていましたが、成長期だったこともあり、半年でフルサイズになりました(笑)。

蟹江 慶行

ステッカーで埋まっているチェロケース。
思い出のものから、気がついたら貼られていたもの(笑)まで、実に様々。
目標は「すべて埋めること」。

蟹江 慶行

6歳から14歳まで暮らした
アメリカのシアトルで。

オーケストラと、室内楽と
 大学4年生の時、同級生との最後の本番になるオーケストラの公演で「(大学生活の中では準備が疎かになりがちな)オーケストラ曲を、とにかく真剣に取り組んでみよう」という話になり、今までになくきちんと向き合ったことがありました。その本番が、とても楽しかったのです!管弦楽曲は、こんなにも興味深く楽しいものであるのだと実感し、オーケストラの魅力に夢中になりました。とはいえ、私はプロオーケストラのエキストラとして参加したことがほとんどなく、当団で1回だけ演奏したのみ。経験も少なかったので、まさか入団できるとは全く思っていませんでした。
 今はオーケストラ活動と共に、東京藝術大学大学院に在籍しながら室内楽も積極的に取り組んでいます。アンサンブルの根幹が見えやすい弦楽四重奏は、学べば学ぶほどオーケストラでの音楽作りに生きる部分がありますし、逆にオーケストラの活動が室内楽に生きる場面も多い。相乗効果が凄いんです。以前は、ソロにはソロ、室内楽には室内楽、オーケストラにはオーケストラの音楽作りがあるように感じていましたが、今はそのすべてを混ぜ合わせたような考え方の大切さを痛感しています。今はキャパシティを広げて、音楽の“引き出し”を増やすことができるよう努めています。



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