お知らせ INFORMATION

東京オペラシティシリーズ第118回(2020年10月3日)ソリスト・曲目決定のお知らせ

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2020.5.7

東京オペラシティシリーズ第118回のソリスト・曲目が下記のとおり決定しましたので、お知らせいたします。
※諸々の判断と事情により、当初の予定から内容を一部変更いたしました。


ソプラノ:嘉目 真木子
テノール:錦織 健

演奏曲目:千住 明/松本 隆(作詞):詩篇交響曲「源氏物語」 (2008)◆◇
      Ⅰ序曲 Ⅱ桐壺 Ⅲ夕顔 Ⅳ若紫 Ⅴ葵上 Ⅵ朧月夜 Ⅶ須磨 Ⅷ明石 Ⅸ幻 Ⅹ終曲

     千住 明:「地・水・火・風・空  Ⅲ」 〜 オーケストラと合唱の為の*
     千住 明/覚 和歌子(作詞):「坂道のうた」〜合唱とオーケストラの為の(混声管弦楽版初演)*
     千住 明/覚 和歌子(作詞):組曲「母なるものへ」〜混声合唱とオーケストラの為の(混声管弦楽版初演)*

 

■公演情報

2020年10月3日(土)14:00開演(13:30開場)
東京オペラシティシリーズ第118回
会場:東京オペラシティコンサートホール

指揮:大友直人
ソプラノ:嘉目 真木子◆
テノール:錦織 健◇
管弦楽:東京交響楽団
合唱:東響コーラス(合唱指揮=辻博之)*

千住 明:詩篇交響曲「源氏物語」◆◇
 Ⅰ序曲 Ⅱ桐壺 Ⅲ夕顔 Ⅳ若紫 Ⅴ葵上 Ⅵ朧月夜 Ⅶ須磨 Ⅷ明石 Ⅸ幻 Ⅹ終曲

千住 明:「地・水・火・風・空  Ⅲ」 〜 オーケストラと合唱の為の

千住 明:「坂道のうた」〜合唱とオーケストラの為の(混声管弦楽版初演)

千住 明:組曲「母なるものへ」〜混声合唱とオーケストラの為の(混声管弦楽版初演)
 Ⅰ 母なるもの
 Ⅱ 銀杏の窓
 Ⅲ 誰も知らない
 Ⅳ ぬくもり〜乳と血と

公演詳細はこちら

 

嘉目 真木子(ソプラノ)
Makiko Yoshime, Soprano

嘉目

大分県出身。国立音楽大学声楽科、同大学大学院オペラコース修了。東京二期会オペラ研修所マスタークラス修了(優秀賞受賞)。平成24年度文化庁派遣新進芸術家海外研修員として2013〜14年イタリア・フィレンツェへ留学。

2010年東京二期会『魔笛』(テオドール・グシュルバウアー指揮/故・実相寺昭雄演出)にパミーナ役で出演し本格的にデビューを飾り、瑞々しく清楚な演唱で好評を博した。続く2011年、東京二期会『フィガロの結婚』(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮/宮本亜門演出)にスザンナ役で出演。可憐でコケティシュなスザンナを演じ、観客を魅了した。同年東京二期会『ドン・ジョヴァンニ』(沼尻竜典指揮/カロリーネ・グルーバー演出)にツェルリーナ役で出演し、斬新な演出の中でも存在感を示した。2012年、東京二期会『パリアッチ(道化師)』(パオロ・カリニャーニ指揮/田尾下哲演出)にネッダ役で出演。見事な演唱が絶賛を博した。同年KAATネオ・オペラ『マダム・バタフライX』に蝶々さん役で出演し、演劇とオペラの融合舞台で新境地を拓いた。フィレンツェ留学から帰国後、2015年東京二期会『魔笛』(デニス・ラッセル・デイヴィス指揮/宮本亜門演出)に再びパミーナ役で出演。同年、神奈川県民ホール開館40周年記念公演オペラ『金閣寺』(下野竜也指揮/田尾下哲演出)に出演。2016年NHKニューイヤーオペラコンサートに初出演を果たした。同年2月には九州交響楽団定期演奏会『道化師』にて指揮者アンドレア・バッティストーニと共演しネッダ役で好評を得た。同年7月には東京二期会『フォガロの結婚』(サッシャ・ゲッツェル指揮/宮本亜門演出)に再びスザンナ役で出演。2017年1月には『椿姫』ヴィオレッタ役、3月には大分IICHIKO総合文化センター・神奈川県民ホール・東京二期会共同制作オペラ『魔笛』(川瀬賢太郎指揮/勅使川原三郎演出)にパミーナ役で出演。同年2月にオクタヴィアレコードよりファーストアルバム『My Favorite songsーわたしのお気に入りー』をリリース。11月東京二期会オペラ劇場『こうもり』(阪哲朗指揮/アンドレアス・ホモキ演出)にロザリンデ役でオペレッタに初出演。2018年NHKニューイヤーオペラコンサートに再び出演。同年3月には仏ストラスブール・ラン歌劇場『金閣寺』(ポール・ダニエル指揮/宮本亜門演出)に若い女役で出演し欧州デビュー。同オペラは2019年2月に東京二期会公演でも同役に加え有為子役でも出演。7月には東京二期会オペラ劇場『魔弾の射手』(アレホ・ペレス指揮/ペーター・コンヴィチュニー演出)にアガーテ役で出演。11月に日生劇場『コジ・ファン・トゥッテ』(広上淳一指揮/菅尾友演出)にフィオルディリージ役で出演。2019年秋には神奈川県・北海道・愛知県にて共同制作『カルメン』ミカエラ役で出演予定。またコンサートソリストとしても多くの主要オーケストラと共演を重ね、ベートーヴェン「第九」をはじめフォーレ「レクイエム」、ハイドン「四季」、エルガー「神の国」、ウェーバー「変ホ長調ミサ」等で活躍。東京二期会会員。

 

錦織 健(テノール)
Ken Nishikiori, Tenor

錦織 健(テノール)

国立音楽大学卒業。文化庁オペラ研修所第5期修了。文化庁在外研修員としてミラノに、また、五島記念文化財団の留学生としてウィーンに留学。第17回ジロー・オペラ賞新人賞、第4回グローバル東敦子賞、第1回五島記念文化賞新人賞、第6回モービル音楽賞洋楽部門奨励賞受賞。
1986年「メリー・ウィドウ」カミーユ役でデビュー、以後、「こうもり」アルフレード、「魔笛」タミーノ、「セヴィリアの理髪師」アルマヴィーヴァ伯爵、「アルバート・ヘリング」アルバート、「ポッペアの戴冠」ネロ、「スペインの時」ゴンサルヴェ、「リゴレット」マントヴァ侯爵、「ドン・ジョヴァンニ」ドン・オッターヴィオ、「椿姫」アルフレード、「蝶々夫人」ピンカートン、「学生王子」カール・フランツ役等の他、三木稔作曲「静と義経」や、三枝成彰作曲「忠臣蔵」といった邦人作品にも意欲的に出演し、いずれも好評を博している。
また、ベートーヴェン「ミサ・ソレムニス」「交響曲第9番」、ヘンデル「メサイア」、モーツァルトやヴェルディの「レクイエム」等のソリストとして高く評価を受け、親しみやすいトークを交えたリサイタルでも、多くのファンを魅了している。

この他、2000年、03年のNHK紅白歌合戦への出演や、2012年より6年間NHK-FM「DJクラシック」のパーソナリティーを務めるなど、テレビやラジオ番組への出演も多い。
2002年からはオペラ・プロデュースも始め、2015年には第6弾モーツァルト作曲「後宮からの逃走」も手がけた。


CDは、ポニー・キャニオンより「恋人を慰めて」「すみれ」「砂山」「秋の月」「錦織健 日本をうたう~故郷~」「錦織健 アリアを歌う」「錦織健プラチナム・ベスト」等が発売されている。