楽団について ABOUT TSO

第1ヴァイオリン

1st Violin

大和田 ルース
Ruth Owada

入団年:1987年
出身地:イギリス・Surrey州

イギリス・Surrey州出身。Royal College of Music にてヴァイオリンとピアノを専攻し卒業。Bedales Schoolで音楽教師として勤めたのち、1982年からドイツの Südostbayerische Stadttheater のオーケストラで第1ヴァイオリン奏者として活躍。ドイツでピアノ伴奏をしたことがきっかけで、主人(当楽団ホルン奏者の大和田浩明)と出会い、その後1987年に東京交響楽団のオーディションを受け研究員として入団し、翌1988年に正楽団員になりました。

Q&A

  • 初めて好きになった曲は? チャイコフスキー:《眠りの森の美女》
  • 最近ちょっとハマっていること ガーデニング。とてもリラックスします。
  • 本番前はどんなふうに過ごしていますか? 練習して軽く食事をし、コーヒーを飲みながらリラックスします。
  • モーツァルトで一番好きな作品は? 《レクイエム》
大和田 ルース

インタビュー

ヴァイオリンとピアノと
 7歳のときにピアノをはじめ、10歳のときに、同級生がケースを持って校内を移動していたのに憧れて、ヴァイオリンを始めました。そこからは二刀流。王立音楽大学もヴァイオリンとピアノのダブル専攻で卒業しました。その後3年間は寄宿学校の音楽教師として子どもたちにヴァイオリンやピアノを教えました。学校に世界中から生徒が集まっていたので、次第に「私も海外に行ってみたい」と思うようになり、その後ドイツのパッサウ市立歌劇場管弦楽団に入団。私はヴァイオリン奏者でしたが、オーディションなどでピアノの伴奏もしていました。そこで「伴奏のお礼に」と毎回おいしいケーキをくれていたのが、今の夫(大和田浩明:現パーソネル・マネージャー)です(笑)。夫が日本に戻る際に一緒に来日し、東京交響楽団に入団しました。

大和田 ルース

エルガーの家とともに。

住めば住むほど
 入団は11月。すぐに「第九文化」の洗礼を受けました。ヨーロッパは日本ほど頻繁に《第九》を演奏しないので、とても緊張したのを覚えています。今ほど便利な時代ではなかったので、買い物一つするのも一苦労。音楽以前に生活に慣れることが大変でしたが、楽員でドイツ語を話す人がとても多かったので、随分と助けてもらいました。オーケストラが無ければ、日本から逃げ出していたかもしれません。22時まで明るいイギリスや、ゴキブリがいないドイツも好きですが、今となっては日本が一番居心地が良いです。定年を迎えたら、夫はヨーロッパで暮らしたいと考えていたようですが、私が「このまま日本にいたい!」と懇願したので、話し合いの結果日本に残ることになりました(笑)。
 母国語は英語、職場は日本語、そして家ではドイツ語で生活をしています。日本語とドイツ語は今も勉強中。もともと語学を学ぶことが好きで、これまでにフランス語、イタリア語、スペイン語も勉強しました。言葉はどれだけ勉強しても終わりがないので、まだまだ興味がありますし、今後も学び続けたいです。

母国イギリスの作曲家
 今回の「スペシャル・イギリスプログラム」でも取り上げるエルガーは、大好きな作曲家の一人。学生時代から、オーケストラとしても沢山の曲を演奏しましたし、《ゲロンティアスの夢》では合唱にも取り組んだこともあります。今回のプログラムも思い出の曲ばかり。とても楽しみです。

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Nov.2012
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