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【ご報告】「フランチャイズ・オーケストラによる地域共生社会実現を目指した「音楽パートナーシップ」整備構築事業

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2019.2.20

東京交響楽団は、文化庁の委託事業として「フランチャイズ・オーケストラによる地域共生社会実現を目指した「音楽パートナーシップ」整備構築事業」に取り組みました。全体の取り組み内容をまとめたご報告を当サイトに掲載しましたので、ぜひご覧ください。

【リンク】>>>文化庁戦略的芸術文化創造推進事業報告

冊子をご希望の方は、以下、当楽団事務局へお電話またはメール(①郵便番号②住所③氏名④所属(個人の場合は不要)を明記)にてお申込みください。(制作部数に限りがございますので、なくなり次第配付終了とさせていただきます。予めご了承ください。)

公益財団法人東京交響楽団 

電話番号 044-520-1511(平日10:00~18:00)

メールアドレス info@tokyosymphony.com

 

<ファンタスティック・オーケストラ ~みんなで集えるコンサート~ 演奏会を終えて>

公益財団法人東京交響楽団は、平成30年度文化庁戦略的芸術文化創造推進事業「フランチャイズ・オーケストラによる地域共生社会実現を目指した「音楽パートナーシップ」整備構築事業」のひとつとして、2018年10月9日(火)ミューザ川崎シンフォニーホールにおいて『ファンタスティック・オーケストラ~みんなで集えるコンサート~』を開催いたしました。

障がいのあるなしにかかわらず、子供から高齢者まで安心して楽しんでいただくため、さまざまな鑑賞サポートをご用意。「かわさき家庭と地域の日」で子供達も多く、たくさんの方に楽しんでいただきました。

また、終演後のバックステージでは、ご来場のお客様からお寄せいただいたアンケートとともに、有識者及び本事業担当者によるフィードバック座談会を行ない、今回の反省や今後の展望などを議論しました。

<ご来場いただいたお客様の声(アンケートより抜粋)>

●娘が小5の知的・肢体共に重度障害があります。音楽が大好きで、音楽療法も受けています。~初めてクラシックのコンサートに来ました。太鼓などの打楽器が大好きで体をゆらして楽しんでいました。(車椅子席利用)

●大谷康子さんが席の前まで弾きに来ていただけて(普段、音に過敏があり、イヤーマフを着用していますが)ヴァイオリンの音が聞こえて、ニコニコして「聞こえた!」と言っていました。音楽に触れるとはこういうことで、ハンディのある子や人でも感じ取れるなあと思いました。(30代 女性)

●また、みにいきたくなりました。目がぴかぴかになりました。しゅわがはやくてびっくりしました(小学生)

●今回は聴覚障害者のためのオーケストラ、そして安いチケットだったので来場しました。気軽に聞けるところに魅力を感じました。動画でみるより生で聞くと、音楽の深さをあじわえました。(ボディソニック席利用)

●今回は初めて家族3人で聞きに来ました。主人がラジオを聞いて(コンサートが)ある事を知りました。~知的障がいの息子には無理かなとは思いましたが、楽しく手をたたき、ディズニーの曲は“知ってる”と言いながら聞いていました。時間もちょうど良く、場所も近くて、電車に乗って楽しみにして来ました。これがいいきっかけの一つになり、音楽も好きになってくれればいいなあと思います。ありがとうございました。(30代 女性)

<プライオリティ・サポート>

*車イス席
*ほじょ犬
*点字プログラム(当日のパンフレットを点字でご用意)
*音声プログラム(当日のパンフレットをWebでご提供)
*ボディソニック(体感音響システム)席では手話通訳をご用意
*字幕サービス(captiOnline:若月大輔氏システム開発(国立大学法人筑波技術大学准教授))※大学での本公演紹介

<フィードバック座談会>(敬称略)

 新井 鷗子  国立大学法人東京藝術大学 社会連携センター(COI拠点)特任教授
 白井 誠一郎 認定NPO法人DPI(障害者インターナショナル)日本会議 事務局次長
 上薗 和隆  認定NPO法人DPI(障害者インターナショナル)日本会議/点字印刷ビギン
 大平 暁   アーティスト/アートディレクター studio FLAT主宰者
 竹内 淳   ミューザ川崎シンフォニーホール(公益財団法人川崎市文化財団)事業担当部長
 桐原 美砂  公益財団法人東京交響楽団 フランチャイズ事業本部課長
 佐藤 雄己  公益財団法人東京交響楽団 チケット販売本部係長

***ファンタスティック・オーケストラ ~みんなで集えるコンサート~ ※公演詳細はこちら ***

主催:文化庁、公益財団法人東京交響楽団
共催:ミューザ川崎シンフォニーホール(川崎市文化財団グループ)
後援:川崎市、川崎市教育委員会、公益財団法人川崎市身体障害者協会、公益財団法人川崎市老人クラブ連合会、社会福祉法人川崎市社会福祉協議会
●ロビー展示・協力:HOYA株式会社、studio FLAT
●公演情報紹介・告知媒体:共同通信、読売新聞、東京新聞TODAY、神奈川新聞、NHK横浜「サウンド☆クルーズ」、FMヨコハマ、ラジオ日本等

 

<演奏会の様子>

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<座談会の様子>

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