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【謹告】東京オペラシティシリーズ 第81回 チェリスト変更のお知らせ

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2014.1.15

東京オペラシティシリーズ第81回(2014年7月20日)」へ出演を予定しておりましたチェリスト タチアナ・ヴァシリエヴァ氏は、本人の妊娠、また出産予定日が7月の同公演と重なることが判明し、医師からの指示もあり、同公演への出演が不可能となりました。

急遽代わりのチェリストについて複数の音楽マネジメント会社へ問い合わせた結果、世界的な名手のひとりであり、ヴァシリエヴァ氏の恩師でもあるダーヴィド・ゲリンガス氏にお願いすることといたしました。なお演奏曲目の変更はございません。また変更に伴うチケットの払い戻しはございません。

お客様におかれましてはご迷惑をおかけいたしますこと誠に申し訳ございませんが、何卒事情ご賢察の上、ご了承賜りますようお願い申し上げます。

2014年1月15日
公益財団法人東京交響楽団

東京オペラシティシリーズ第81回へのお問合せ
TOKYO SYMPHONY チケットセンター 044-520-1511


ダーヴィド・ゲリンガス[チェロ] 
David Geringas, Cello
 
ブル6ダーヴィド・ゲリンガスは、現在最も多能な演奏家のひとりである。
チェリストとして、また指揮者として、バロック初期より現代音楽にいたる非常に幅広いレパートリーを誇る。 また、グバイドゥーリナ、シュニトケ、ススリン、センデロヴァス、デニソフ等のロシア前衛音楽の作品を西側諸国で演奏した最初の音楽家で、多くの作曲家が 彼に作品を献呈している。新しい音楽の分野における彼の功績に対し、シュレスヴィヒ・ホルシュタイン州芸術連盟より芸術賞が授与された。1999年リトアニアの音楽と作曲家のための彼の世界的な活動が認められ、ヴィルニュスにおいて、リトアニア最高の栄誉を受けた。2002年リトアニア音楽に対する顕著な貢献により、リトアニア芸術文化賞が贈られた。また、2013年にはドイツの権威あるクラシック・レコード賞であるエコー・クラシック賞2013(室内楽録音部門)を受賞した。

リトアニアに生まれたダーヴィド・ゲリンガスは、1963年から1973年まで、モスクワ音楽院でムスティスラフ・ロストロポーヴィチに師事した。1970年、チャイコフスキー・コンクールで第1位と金賞を獲得した。

2000年からはベルリンのハンス・アイスラー音楽学校でチェロを教えているほか、世界各地で若い音楽家のためのマスタークラスを指導している。彼の生徒は多くの著名な国際コンクールで優勝あるいは受賞している。

ベルリン・フィル、ミュンヘン・フィル、ライプツィヒ・ゲヴァントハウス管、ドイツのすべての放送交響楽団をはじめ、ウィーン、アムステルダム、ロンド ン、パリ、サンクトペテルブルク、モスクワ、モントリオール、シカゴ、フィラデルフィア、ピッツバーグ、東京の各交響楽団など、音楽主要都市の有名オーケ ストラと定期的に演奏している。 また、故ヴォルフガング・サヴァリッシュ、サイモン・ラトル、シャルル・デュトワ、ジョナサン・ノット、クリストフ・エッシェンバッハ、スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ、ユーリ・テミルカーノフ、マイケル・ ティルソン・トーマスなど、著名指揮者との共演も多い。これまでに録音したCDは約50枚にのぼり、フランス・ディスク賞、金の音域賞、ドイツ・レコード批評家賞(チェリストとしては初受賞)に 輝くなど、数多くの賞を獲得している。