楽団について ABOUT TSO

フルート

Flute

甲藤 さち
Sachi Katto

首席奏者
Principal

入団年:1986年
出身地:高知県香美市

東京芸術大学卒。昭和音大非常勤講師。管打ユニットマジカル・サウンズ、木管五重奏団レサン・コントールの各メンバー。

Q&A

  • 初めて好きになった曲は? 「アカシアの雨が止むとき」 初めて人前で歌った曲です。
  • 最近ちょっとハマっていること Pentationix(アカペラグループ)、自家製ヨーグルト&発芽玄米
  • 本番前はどんなふうに過ごしていますか? 大人しくしています
  • ドヴォルザークで好きな作品は? 《スラヴ舞曲》 第1集より第1曲・第8曲、第2集より第2曲
甲藤 さち

インタビュー

実はアウトドア志向
 小さい頃からピアノを、11歳からは父のもとでフルートを習っていましたが、田舎にある実家の周りは自然がいっぱいでしたから、練習をさぼって暗くなるまで外で遊んでいて、よく叱られました。家から半径一キロくらいのエリアなら、どこに行ったら大きなクワガタムシがいるか、どの川でアメリカザリガニがたくさん採れるか等、男の子達より詳しかったです。カブトムシの幼虫を30匹ほどゲットして意気揚々と家に持ち帰った時は、さすがに母が悲鳴を上げました(笑)。生き物は何でも大好きなので、フルート奏者にならなかったら動物学者を目指していたかも知れません。

バランス調整の大切さ
 入団当初は、ソロのコンサートよりオーケストラの中で演奏をする方が緊張してしまい、思うように吹けない事が多かったです。経験を重ねているうちに、なぜ体が硬くなるのかちょっと解ってきたりして、少しずつ強くなってきたと思います。指揮や周りに柔軟に対応するアンテナの張り方など、身体と耳と心のバランスを整えることの大切さを日々実感しています。
 ちゃんとお料理をする時間は取れないのですが、せめて毎日食べるものには気をつけたい思い、最近は寝かせ発芽玄米と自家製ヨーグルトを欠かさないようにしています。運動は15分ほどの朝ヨガと夜寝る前のストレッチ。高知出身という事で(?)お酒もそこそこ飲みますので、上手く健康をキープする方法をいつも模索中です。

甲藤 さち

5歳頃 高知県の桂浜水族館
ウミガメのプールにて

忘れられない瞬間
 ノット監督との衝撃の出会いは初共演の「ダフニスとクロエ(2012年10月定期)」です。ノット監督の自在すぎる指揮に必死で食らいついて行って、気づいたら我々が求めていても中々出せなかったようなラヴェルの音になっていて……魔法にかけられたようでした。次の激震はベートーヴェンの「運命(2015年7月定期)」で、それまでの音楽作りはやや紳士的な印象でしたが、満を辞しての選曲と思われるこの第一楽章では、練習中から修羅の形相でオーケストラを煽り、厳しい表現を追求して許しませんでした。本番での唸り声や指揮台を踏み鳴らす音に全員が戦慄し火の玉のようになっていたと思います。改めて、絶対について行くべきだと思いました。
 12月定期演奏会でのヴァレーズ《密度21.5》を演奏するにあたり、私の役割は一本のフルートで孤独な作曲家の内面を描く事をイメージしていたのですが、ノット監督の考えはもっとポジティブで、新しい素材の楽器への好奇心や人間の可能性へのロマンも見えるのではないかと。フルートソロから続いて巨大な5管編成によるヴァレーズの音の世界、そして《英雄の生涯》というプログラムで、ノット監督がいったいどんなストーリーを描くのか、お楽しみ頂きたいと思います。



このインタビューは演奏会プログラム「Symphony」2018年12月号に掲載されたものです。現在と情報が異なる場合がございます。

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